2018年度デンマーク看護研修通信②

2018年度デンマーク看護研修通信②

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デンマーク研修後半はVIAユニバーシティカレッジ・シルケボー看護学部とホーセンス看護学部を訪問しました。
デンマークにおける看護教育について、学校で行われている演習を実施させてもらい、救急場面の試験をビデオで見せて頂きながら具体的な技術を体験しました。また、病院や高齢者施設を見学し、看護師の役割について説明を受けました。看護教育は3年半、7学期あります。それぞれの学期で段階的に何を学ぶか明確にされています。55%は講義で理論を、45%は臨地実習で実践を学びます。病院と学校で交互に学び、連携を取りながら教育されています。実習指導者は病院実習だけでなく学校での演習も指導しています。看護師として現場で起こっていることを反映させながら演習を計画し、実施しているとのことでした。演習の内容は学期ごとに決まっており、事例で何を取り上げるかは他の大学や北欧諸国の学校とも協力して検討しているとのことでした。
日本の学生は漫画、食べ物、住居、着物などの日本文化についてプレゼンテーションしました。デンマーク看護研修に参加すると決まってからデンマークの文化や教育について事前に学習し、日本を紹介するプレゼンテーションの準備を英語で行ってきました。その甲斐もあって、みなさんにとても良かったと評価していただきました。また、看護学部の先生のお宅へ夕食に招かれ、学生だけの交流会にも参加し、楽しい時間を過ごしていました。先生や学生をお迎えしてのサンクスパーティーではゲームをして盛り上がり、日本の歌を披露し、全員を巻き込んでダンスを踊りみなさんに感謝の気持ちを伝えることができました。
デンマークに来た時は硬くなって講義を受けるだけでしたが、少しずつ質問したり自分の意見を述べたりするようになり、デンマークの学生との交流も深まっていきました。
実際のデンマークの看護や看護教育に触れ、それぞれがデンマークの教員や看護師と交流することで学生は一回り大きく成長しました。最後のコペンハーゲンでの自由研修もグループ毎に自立して行うことができました。帰国後この体験を他の学生と共有すると共に、これからの看護の学習に活用できることを期待します。
この研修は多くの方々に支えられて実施することができました。学生が学びを深め無事実施することができたことに深く感謝申し上げます。

2018年8月27日 研修団団長 山口由子

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8月16日に森の幼稚園を訪問させていただいた。東海大学ヨーロッパ学術センターからバスで15分ほどの場所に位置する幼稚園で、3歳から6歳までの子供たちが通っている。園舎をもっているため、子供たちは集まるまでそこで時間を過ごす。
園舎で活動している子供たちの様子を見学しながら、園長先生の話を聞いた。ここの幼稚園では必要に応じて子供たちに朝食を提供する事や、通信機器を使用し親へ活動報告を行う事、毎日5分以上親との直接的なコミュニケーションが行われている事などを説明していただいた。
子供たち、先生と共に実際に森へと行動を共にした。昼食まで一緒に活動をし、1日を過ごした。
森へと一斉に駆けてゆく、パワーに溢れた子供たちとのふれあいを通して自然の力を感じた。玩具などを用いることなく、森で元気いっぱいに駆け回る姿に、本来あるべき幼児教育の姿が見られたように思う。玩具を用いる事が間違っているということでは決してなく、子供が持てる体力を存分に発揮できる広々とした場所が必要である事を感じ、それは学びの一つであった。
学生H.A

8月22日、シルケボー地区の高齢者介護施設の訪問を行った。
デンマークは日本と違って建物内がとても明るいというのが印象に残った。窓が大きく絵が部屋や廊下のいたるところにかけてあった。それらは入居者の気分を明るくし、心に変化を与えるのに一番良い手段だと思った。
この高齢者介護施設では入居者が自分の家にいるような感覚になれる施設づくりを大切にしている。一つ目は、体の不自由な人が使うリフトを棚の中にしまうことができるという点だ。医療器具をインテリアの一部にすることで、入居者が病院や施設にいるという感覚を減らすことができる。二つ目は、近親者との関わりを今までと同じように続けることができるという点だ。自分のアパートと同様の扱いなので、近親者が夜遅くに入室することも可能である。さらに、他の入居者と交流できる機会を大切にしていて、そのためのアクティビティールームを設置したり、スタッフは入居者同士が良い関係を築くことができるようにサポートすることもあるそうだ。入居者の体や心の状態に合わせてさまざまな環境を作ることで、少しでも今まで通りの生活を自分自身で送れることにつながると思った。
学生A.K

8月23日、VIAユニバーシティカレッジ・ホ―センス看護学部のVIAスキルラボの見学を行った。シュミレーションラボが病院にあることは、学生にとってとても良い経験になると説明を受けた。
デンマークの学生さんは病室そっくりな部屋で役割分担をしながら実習を行う。リーダーが1人とその他3人で、先生が別室から患者役として参加する。内容は多くの患者情報を集めながら、ABCDEを評価する。患者の人形からは、声や呼吸音が聞こえてきて、学生さんと会話をしていた。症状に合わせて臨機応変に対応する学生さん達の姿と、日本では見たことが無い新しい技術や機械を見ることができ、みんなが釘付けだった。
実際に看護体験をすることもできた。各ブースの全ての学生さんが、細かく丁寧に看護技術を教えてくれ、初めての経験もできたため、とても勉強になった。
また、来年日本に来たいという学生さんにも会えて、嬉しかった。
実際に、デンマークの学生さんと交流して、学生さんの考えや想いを聞くことで、私たちが感じたこと、学んだことは多くあった。忘れられない経験になった。
学生 Y.S

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